イタチ

神戸のイタチ駆除|市の捕獲対象外だから民間案内になる理由

神戸のイタチ駆除|市の捕獲対象外だから民間案内になる理由|アライグマは市が対応しイタチは対象外であることを示したイラスト

【PR】この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載している事業者の情報は、各社の公式サイトの記載にもとづいています。

神戸市には夜21時まで年中無休で開いている鳥獣相談ダイヤルがあります。屋根裏の音に気づいて電話をかけたのに、イタチだと分かった途端に案内の内容が変わって戸惑った。そんな経験をされた方もいるはずです。

これは窓口の対応が冷たいわけではありません。神戸市の制度では、イタチが市の捕獲対象に入っていないという事情があります。同じ屋根裏に入り込む動物でも、アライグマなら檻を無償で借りられます。

この記事では、神戸市が公開している一覧と案内をもとに、なぜ動物によって対応が分かれるのかを整理しました。そのうえで、許可を待たずに今日から動ける作業がどこまでかを示します。

市に頼れない部分をどう埋めるかまで読めば、次に何をすればよいかがはっきりします。

駆除費用ナビ 編集部 環境省・厚生労働省・国民生活センターなど公的機関の一次情報をもとに、害獣駆除の費用と法制度を調査・執筆しています。

神戸市の対応は、動物によって分かれる

結論から書きます。神戸市はアライグマとハクビシンについては敷地内での捕獲を希望する住民に捕獲檻を無償で貸し出しています。一方で、カラス、ハト、イタチなどは市の捕獲対象ではないと明記していました。

神戸市の対応は動物によって分かれる。アライグマとハクビシンには捕獲檻の無償貸出がある。イタチは市長が許可できる獣類の一覧に含まれていないため、民間業者の案内になる

対象外の鳥獣には何が案内されるのか

市の記載によれば、捕獲対象としていない鳥獣については、自主的な被害防止策や注意点、そして民間駆除事業者の窓口を案内するとされています。相談自体は受け付けてもらえます。

つまり、電話をかけた意味がないわけではありません。どこまでを自分で担うことになるのかが、その電話ではっきりします。

アライグマとの違いはどこから来るのか

アライグマは特定外来生物にあたり、防除の枠組みが別に用意されています。ハクビシンも市が捕獲対象としているため、檻の貸出まで進みます。

イタチはどちらにも当てはまりません。屋根裏に入られた住民から見れば同じ被害でも、行政の側では扱う制度が違っているという構図です。

市長が許可できる獣類の一覧にイタチはない

もう一段踏み込んだ事実があります。神戸市が公開している「神戸市長が許可できる鳥獣類」の一覧に、イタチという名前は載っていません。

神戸市長が捕獲を許可できる獣類の一覧には10種が並ぶが、イタチは含まれていない。ただし捕獲そのものが禁止されている点は変わらない

一覧に並んでいる10種

獣類として挙げられているのは、ノウサギ、サル、イノシシ、アライグマ、ヌートリア、ハクビシン、ノイヌ、タイワンリス、ノネコ、シカの10種です。鳥類はカルガモやキジバトなど別に列挙されています。

この一覧を見れば、市が捕獲対象としていない鳥獣という表現の中身が具体的に分かります。イタチは制度の入り口の時点で外れているわけです。

捕獲そのものが禁止されている点は変わらない

市の許可対象でないからといって、勝手に捕まえてよいことにはなりません。イタチは鳥獣保護管理法で守られており、許可のない捕獲や殺傷には1年以下の懲役または100万円以下の罰金が定められています。

捕獲を検討する場合は、どこが許可権者になるのかを兵庫県や市の担当へ確かめる必要があります。自己判断で檻を仕掛けることは避けてください。

鳥獣相談ダイヤルで聞けること

神戸市の相談窓口は、開いている時間帯が広く取られています。8時から21時まで年中無休で、年末年始のみ9時から17時です。市役所や区役所の開庁時間外でも相談できます。

神戸市鳥獣相談ダイヤルでできることとできないこと。情報提供と案内は受けられるが、イタチについては捕獲檻の貸出は対象外となる。LINEの通報もイタチは対象に挙がっていない

電話する前に整理しておくこと

相談の際には、被害の日時や場所、氏名、住所、連絡先を差し支えない範囲で伝えるよう求められています。音が聞こえる時間帯と、糞が落ちている位置を控えておくと話が早く進みます。

伝えた情報は、市の有害鳥獣対策に活用されると記されていました。イタチの捕獲にはつながらなくても、地域の状況を伝える意味はあるでしょう。

電話が夜21時まで通じるという点も、実務では助かります。屋根裏の音は夕方から夜にかけて確認しやすいため、その場で状況を伝えられるからです。日中に仕事があって区役所に連絡できない人でも使えます。

LINEの通報はイタチが対象に挙がっていない

神戸市は2025年4月1日から、公式LINEでも野生動物の目撃と被害情報を受け付けています。ただし対象として挙げられているのはイノシシ、シカ、アライグマ、ヌートリア、ハクビシンなどで、イタチは記載されていません。

なお市は、野生動物は危険なので写真撮影は行わないよう注意を添えています。屋根裏で音がする段階なら、無理に姿を確認しようとしないでください。

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捕獲許可の申請はどう進むのか

イタチ以外の動物で許可が必要になった場合の手続きも、神戸市は具体的に示しています。郵送とEメールで受け付けており、来庁しなくても申請できます。

神戸市の捕獲許可申請の手順。郵送またはEメールで提出し、受理から約1週間で許可証が発行される。急ぐときは先に電話する

提出から許可証までの期間

提出書類を、捕獲場所に応じた申請先へ郵送またはEメールで提出します。書類が適正であれば、受理からおよそ1週間程度で捕獲許可証が発行されると記されています。

許可証の郵送を希望する場合、送料は申請者の負担になる決まりです。返信用のレターパックなどを一緒に提出しておくよう案内されています。

急ぐときは先に電話する

市は、急ぐ用件がある場合には来庁の前にまず申請先へ電話するよう促しています。窓口が捕獲場所によって分かれているため、行き違いを防ぐ意味もあります。

この1週間という期間を知っていれば、今日中に契約しなければ手遅れになるという業者の説明が実態と合わないことも見えてくるはずです。

もっとも、イタチの場合はこの手続き自体が使えません。許可の道が用意されていないぶん、追い出しと封鎖の精度がそのまま結果を左右します。

神戸でイタチに困ったときに取れる選択肢

市の支援が届かない部分をどう埋めるかという話になります。許可を待たずに動けるのは、追い出しと封鎖の2つです。

神戸でイタチの被害に遭ったときに取れる4つの選択肢。追い出しは今日から始められる、封鎖は工務店でも請け負える、捕獲は県への申請が要る、業者への依頼は市も窓口を案内している

追い出しは今日から始められる

においや煙を嫌う性質を利用した追い出しに、許可は要りません。市販の動物用忌避剤や木酢液を新聞紙に染ませて置く方法、ダニ用の燻煙剤を焚く方法が一般的です。

ただし出産期にあたる時期は、親だけが出ていって子が残ることがあります。天井裏から複数の鳴き声が聞こえる場合は、慎重に進めてください。

封鎖は工務店でも請け負える

イタチは3cmほどの隙間から入ります。金網やパンチングメタルでふさぐ作業自体は建物の工事なので、害獣専門の業者でなくても対応できるでしょう。

ただし中に残ったまま塞ぐと、閉じ込めて死なせることになり、臭いの被害が大きくなってしまいます。出入りが止まったかどうかの確認だけは慎重に行ってください。

確認の方法としては、侵入口に薄く小麦粉をまいて足跡が付くかを見る、夜間に音がする時間帯を数日記録するといったやり方があります。封鎖は最後の工程だと考えてください。

業者に頼む場合は市も窓口を案内している

市自身が民間駆除事業者の窓口を案内すると明記しているので、業者に頼むことは制度の想定内です。相談ダイヤルに問い合わせれば、どこを紹介してもらえるかが分かります。

依頼先は害獣専門の業者だけとは限りません。封鎖と復旧に絞るなら、工務店という選択肢もあります。

神戸でイタチ駆除を頼んだ場合の費用

金額は作業の範囲で決まります。神戸は坂の多い地形で、建物によって足場の要否が分かれる点も費用に影響します。

作業ごとの目安

追い出しと簡単な封鎖までなら3万円から10万円ほど、侵入口が複数あって封鎖に手間がかかる場合は10万円から20万円ほどが目安になります。糞の清掃と消毒、断熱材の交換まで進むと20万円を超えることもあります。

神戸で費用が動きやすい条件

斜面地に建つ住宅では、足場や高所作業が必要になる場合があります。長屋や隣家と接した建物では、封鎖すべき箇所が敷地の境界にかかることもあります。

いずれも現地を見なければ判断できない部分です。調査を受ける前に総額を提示されたときは、その根拠を確かめてください。

市の制度を使えないぶん、比較の相手は業者どうしになる

捕獲檻の貸出がある動物なら、自分で進める場合と業者に頼む場合を比べられます。イタチではその比較ができないため、業者を2社から3社そろえて並べることが唯一の物差しになります。

比べるのは総額ではなく、含まれる作業です。追い出しだけの見積と、清掃や消毒まで含む見積を金額だけで並べると、安いほうを選んで結局やり直すことになります。

見積で確かめること

「駆除作業一式」ではなく、追い出し、封鎖、清掃、消毒がそれぞれいくらなのかが分かれているかを見ます。国民生活センターは、不安をあおってその場で契約させ、他社と比べる機会を奪う事業者とは契約しないよう呼びかけています。

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近隣の市と比べると制度の違いが見える

兵庫県内でも、自治体によってイタチへの構えは分かれています。姫路市はイタチの捕獲について狩猟免許を持つ人への依頼を原則としており、神戸市とは示し方が違います。

住んでいる自治体の記載を先に読んでおけば、期待できることと自分で担う部分の線引きが早い段階で見えてくるはずです。

神戸市の場合、その線引きは「情報提供と案内までが市、実作業は住民か業者」という形でした。最初にここを把握しておくと、電話をかけ直す手間が減ります。

被害が続くと何が起きるのか

制度が使えないからといって、様子を見ているうちに状況は変わっていきます。イタチの被害は、音の問題から建物と衛生の問題へ移っていく性質を持っています。

糞尿が天井材にしみ込む

同じ場所を排泄に使う習性があるため、放置した期間に比例して天井裏の一点に糞尿がたまります。石膏ボードにしみ込むと、清掃だけでは臭いが取れず張り替えが必要になることもあるでしょう。

天井にシミが出てきた段階は、すでに下地まで到達している合図です。ここまで進むと、追い出しの費用より復旧の費用のほうが大きくなります。

ノミやダニが室内へ降りてくる

イタチが持ち込んだノミやダニは、宿主が出ていったあとも天井裏に残ります。照明の隙間や点検口から室内へ落ちてきて、刺されて初めて気づくという順序をたどりがちです。

厚生労働省は、動物由来感染症について、動物との接触後の手洗いなど基本的な予防を呼びかけています。糞を扱うときは素手を避け、マスクと手袋を着けてください。

断熱材が使えなくなる

天井裏のグラスウールは、巣材として掘り返され、糞尿を吸ってしまいます。一度濡れた断熱材は洗って戻すことができず、交換する以外に方法がありません。

面積が広ければ、この交換だけで数万円から十数万円かかります。音の段階で手を打てるかどうかが、最終的な金額を大きく分けます。

よくある質問

鳥獣相談ダイヤルに電話すればイタチも捕まえてもらえますか。

捕まえてもらえません。神戸市はイタチを捕獲対象としておらず、自主的な被害防止策や注意点、民間駆除事業者の窓口を案内すると記載しています。ただし被害の情報は受け付けており、市の対策に活用されます。

アライグマなら檻を借りられるのはなぜですか。

アライグマとハクビシンについては、敷地内での捕獲を希望する場合に捕獲檻を無償で貸し出すと市が明記しているためです。市長が許可できる鳥獣類の一覧にも、この2種は含まれています。

屋根裏の動物がイタチかどうか分かりません。

音の重さや糞の大きさで見当をつけられますが、確実な判別は難しいところです。ハクビシンやアライグマであれば市の制度を使える可能性があるので、まずは鳥獣相談ダイヤルへ状況を伝えてみてください。

自分で檻を買って仕掛けてもよいですか。

許可のない捕獲は法律違反になります。市の許可対象外であっても捕獲が自由になるわけではないので、どこが許可権者になるのかを確かめてから進めてください。追い出しと封鎖であれば許可は不要です。

まとめ

神戸市がイタチについて民間業者を案内するのは、対応を渋っているからではありません。市長が許可できる鳥獣類の一覧にイタチが入っておらず、制度の入り口が別のところにあるためです。

一方でアライグマとハクビシンについては、敷地内での捕獲を希望する住民へ捕獲檻を無償で貸し出しています。屋根裏の相手がどれなのかによって、使える制度は大きく変わります。

鳥獣相談ダイヤルは8時から21時まで年中無休で開いており、被害の情報提供と業者の窓口案内は受けられる状態です。そのうえで許可を待たずに動けるのが、追い出しと3cmの隙間をふさぐ封鎖の2つです。ここまでを自分で進め、清掃や高所の作業が必要になった時点で依頼を検討するのが、神戸では現実的な順序になります。

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