コウモリ

コウモリ駆除の費用相場|場所別の料金と足場代を抑えるコツ

コウモリ駆除の費用相場|場所別の料金と足場代を抑えるコツ|屋根裏を調査する作業員とコウモリ、屋根裏・換気口・足場代注意のアイコン

【PR】この記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。掲載している事業者の情報は、各社の公式サイトの記載にもとづいています。

ベランダや換気口の真下に、黒い粒が大量に落ちている。それはコウモリの糞かもしれません。

駆除を考えたとき、まず気になるのが費用でしょう。ところが調べてみると「1万円から」と書かれたサイトもあれば「平均13万円」とするサイトもあり、どれを信じればよいのか分からなくなります。

この差が生まれる理由は、コウモリ駆除の費用が作業する高さでほぼ決まるためです。1階の通気口なら比較的安く済む一方、屋根裏で足場を組む必要があると金額は大きくなります。

この記事では、場所別の費用の目安と作業ごとの内訳、足場代を抑える方法、そして7〜8月に追い出してはいけない理由までをまとめました。

駆除費用ナビ 編集部 環境省・厚生労働省・国民生活センターなど公的機関の一次情報をもとに、害獣駆除の費用と法制度を調査・執筆しています。

コウモリ駆除の費用は住み着いた場所で変わる

コウモリ駆除にかかる総額は、数万円から数十万円の幅があります。ただし全体の平均を見るより、自宅のどこに住み着いているかで判断したほうが実態に近くなります

なお、コウモリ駆除には国や自治体が定めた公定価格はありません。この記事の金額は、当編集部が2026年8月時点で駆除業者10社の公開料金と施工事例を調査し、最低料金ではなく施工総額を確認してまとめた目安です。実際の金額は現地調査を受けたうえでの見積もりで確認してください。

コウモリに対して法律上できることとできないこと。追い出し、侵入口の封鎖、糞の清掃はできる。捕獲、殺傷、巣の破壊はできない。アブラコウモリは鳥獣保護管理法の保護対象。出典は環境省
できるのは追い出しと封鎖までです

場所別の費用早見表

侵入されている場所ごとの目安を見ていきましょう。

次の表は、当編集部の調査でみられた価格帯をまとめたものです。公的な料金表ではないため、実際の見積もりとは差が出ます。

場所 作業の条件 費用目安
1階の通気口・換気扇 脚立で届く範囲 3万円〜8万円
2階の軒下・戸袋 はしごや2〜3名体制 8万円〜15万円
屋根裏・高所 足場や高所作業車が必要 15万円〜30万円以上

金額の差を生むのはコウモリの数ではありません。作業員が安全に届くかどうかが、そのまま費用に反映されます。

なぜ相場の情報がバラバラなのか

「1万円台」と紹介するサイトは、1階の通気口を1か所だけ塞ぐケースを想定しています。一方で「平均13万円」という数字は、足場が必要な案件も含めた平均値です。

どちらも間違いではありませんが、前提が違います。自宅がどのケースに当てはまるかを見極めないと、想定の3倍以上の金額を提示されて驚くことになります

費用が決まる4つの条件

見積もりの金額を決めるのは、次の4点です。事前に自宅の状況を把握しておくと、業者の説明を理解しやすくなるでしょう。

条件 費用への影響
作業する高さ もっとも影響が大きい。足場の要否で倍近く変わる
侵入口の数 1か所ごとに封鎖の手間が増える
糞の量 清掃範囲と、天井の修繕が必要かを左右する
建物の構造 瓦屋根や複雑な形状は作業しにくく単価が上がる

このうち自分で確認できるのは、糞が落ちている場所と量です。糞の位置から侵入口のおおよその見当がつくため、業者に伝えると調査がスムーズに進みます。

コウモリ駆除費用の内訳

見積書の項目がわかると、提示された金額が妥当かどうかを判断できるようになるでしょう。代表的な4つの作業を見ていきます。

コウモリ駆除費用の内訳。追い出し作業が2万円から5万円、侵入口の封鎖が2万円から10万円、糞の清掃と消毒が2万円から8万円、足場の設置が10万円から20万円

追い出し作業の費用

忌避スプレーや燻煙剤を使い、巣からコウモリを追い出す作業です。費用は2万円から5万円ほどが目安になります。

作業は日没後におこなうのが一般的です。コウモリが餌を求めて外へ出る時間帯に合わせることで、確実に退去させられるためです。

侵入口の封鎖工事の費用

再発を防ぐうえで、この工程がもっとも重要になります。費用は2万円から10万円が目安です。

アブラコウモリは1.5cm程度の隙間があれば侵入できます。瓦の下、換気口、戸袋、配管まわり、外壁のひび割れなど、封鎖すべき箇所は想像以上に多いでしょう。

糞の清掃・消毒の費用

コウモリの糞には病原体が含まれる可能性があり、ダニやノミの温床にもなります。清掃と殺菌消毒で2万円から8万円ほどです。

屋根裏に大量の糞がたまっている場合、天井板が汚れの重みで垂れ下がることもあるでしょう。ここまで進むと清掃だけでは済まず、修繕費が加わります。

高所作業・足場設置の費用

屋根や2階以上での作業には、はしごや高所作業車、場合によっては足場の設置が欠かせません。足場を組む場合、10万円から20万円が加算されます。

コウモリ駆除の見積もりが高額になるケースは、ほとんどがこの足場代によるものです。作業内容そのものより、そこへ到達する手段のほうが高くつきます。

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費用を左右する最大の要因は「高さ」

コウモリ駆除の費用構造を理解するうえで、高さの影響は避けて通れません。同じ作業でも、場所が変われば金額が数倍変わります。

1階の通気口なら5万円前後で収まる

1階の換気扇、通風口、エアコンの配管まわりなど、脚立で届く高さであれば作業はシンプルです。追い出し、封鎖、糞の清掃を含めて5万円前後が目安になります。

この範囲であれば、複数の業者に相見積もりを取っても大きな差は出にくいでしょう。

2階以上や屋根裏は足場代が加わる

2階の軒下や戸袋になると、はしごでの作業になり作業員も2〜3名必要です。安全確保の手間が増えるぶん、費用は8万円から15万円ほどに上がります。

さらに屋根の頂点付近や、はしごが安定して立てられない場所では、足場の設置が避けられません。

足場を組むと20万円を超えることもある

足場は設置と解体で1日ずつかかり、資材の運搬費も必要です。この費用が加わると総額が20万円を超え、場合によっては40万円に達することもあります

ただし、業者によっては足場を使わずに済む工法を持っている場合があります。見積もりの段階で「足場なしで対応できないか」を相談する価値は十分にあるでしょう。

コウモリを自分で駆除するのは違法

費用を抑えたい気持ちから自力対応を考える方もいますが、コウモリには法律上の明確な制限があります。

捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法で禁止

コウモリは鳥獣保護管理法で保護されている野生動物です。許可なく捕獲・殺傷すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります

家に住み着いている個体であっても、この規定は変わりません。素手で捕まえる、叩き落とす、殺虫剤で駆除するといった行為はすべて違反にあたります。

許可なしでできるのは追い出しと封鎖だけ

一方で、コウモリを傷つけずに追い払う行為は法律の対象外です。忌避スプレーの使用、侵入口の封鎖、糞の清掃は許可なしでおこなえます。

ただし高所での作業には転落の危険があり、糞には病原体が含まれます。防護具なしでの作業は避けたほうがよいでしょう。

7月〜8月中旬は追い出しをしてはいけない

法律とは別に、時期の問題があります。7月から8月中旬は出産・育児期にあたり、この時期の追い出しは絶対に避けてください

コウモリ駆除に適した時期。4月から6月上旬と9月から10月は追い出しの適期。7月から8月中旬は出産と育児の時期のため追い出しをしてはいけない。11月から3月は冬眠中のため追い出せない
時期を誤ると事態が悪化します

アブラコウモリは7月上旬に出産のピークを迎え、生まれた子どもは1か月ほど飛べません。この時期に親を追い出して侵入口を塞ぐと、取り残された子どもが死んでしまい、死骸から悪臭やダニが発生します

追い出しに適しているのは、子どもがまだいない4月から6月上旬と、子どもが飛べるようになった9月から10月です。

放置するとどこまで被害が広がるか

「様子を見よう」と考えているあいだにも、糞は積み重なっていきます。放置した場合に起きることを整理しておきましょう。

経過 起きること 追加でかかる作業
〜1か月 糞が目立ち始め、臭いが出る 清掃
1〜3か月 ダニやゴキブリが発生する 殺虫・消毒
3か月〜 糞が堆積し、天井にシミが出る 天井の清掃と補修
1年〜 天井板が垂れ下がる、群れが大きくなる 天井の張替え、作業量の増加

コウモリは同じ場所へ戻る習性が強く、放置すると群れが年々大きくなります。早く動くほど総額が抑えられるのはこのためです。

コウモリ駆除の費用を安く抑える方法

費用は業者選びだけでなく、依頼のタイミングや相談の仕方でも変わってきます。実践しやすい4つを紹介しましょう。

被害に気づいたらすぐ無料調査を依頼する

もっとも効果が大きく、出費もかからないのがこの方法です。多くの業者は現地調査と見積もりを無料で受け付けています。

糞の量が少ないうちに対処できれば、清掃範囲がせまく済み、天井の修繕も不要です。放置するほど作業が積み上がっていきます。

足場が不要な方法を相談する

足場代は総額の半分近くを占めることがあります。見積もりの段階で、はしごや高所作業車で対応できないかを確認してみてください。

業者によって保有する機材や工法が異なるため、A社では足場が必要と言われた現場が、B社では不要というケースもあります。

複数業者で相見積もりを取る

コウモリ駆除に定価はないため、同じ被害内容でも金額に差が出ます。2〜3社を比較すれば相場感がつかめ、不当に高い提示を避けられるでしょう。

比較するときは総額だけでなく、足場代の有無・封鎖箇所数・清掃の範囲もあわせて確認してください。

自治体の補助金を確認する

自治体によっては、害獣駆除の費用補助や相談窓口を設けています。お住まいの市区町村の環境課へ問い合わせてみましょう。制度の有無は地域によって大きく異なるため、確認しておく価値はあります。

ただしコウモリは捕獲が禁止されているため、罠の貸し出しは対象外です。相談と情報提供が中心になります。

糞の掃除だけ自分でやるのはあり?

費用を抑える目的で、清掃を自分でおこなうことを考える方もいるでしょう。法律上は問題ありませんが、いくつか注意点があります。

コウモリの糞は乾燥すると粉状になり、空気中に舞い上がります。作業時は防塵マスク、ゴーグル、使い捨ての手袋と衣服を必ず着用してください。掃除機で吸い込むと排気口から粉が飛散するため、湿らせてから拭き取る方法が安全です。

ただし、屋根裏や高所での作業は転落の危険があります。1階のベランダ程度なら自分で対応できますが、それ以上の高さは業者に任せたほうがよいでしょう。

また、清掃だけおこなっても侵入口が残っていれば糞はまた積もります。根本的な解決には封鎖が欠かせません。

高額請求を避けるための業者選び

害獣駆除は相場がわかりにくく、それにつけ込んだトラブルが後を絶ちません。国民生活センターにも、格安の広告を見て依頼したところ作業後に高額を請求されたという相談が寄せられています。

コウモリ駆除で足場が必要かどうかを分ける4つの条件。作業する高さ、作業にかかる日数、隣家との距離、封鎖する箇所の数。金額差が最も大きくなる判断になる
金額差が最も大きくなる判断です

見積書でチェックすべき項目

コウモリは軒下や外壁の高い位置に入ることが多く、足場の有無で金額が変わります。次の項目が書面に残っているかを確認してください。

確認項目 チェックポイント
足場代の内訳 別項目で金額が示されているか。総額に含むだけの記載は要注意
作業内容の内訳 「一式」でまとめられず、作業ごとに分かれているか
封鎖工事の範囲 何か所を塞ぐのかが具体的に書かれているか
清掃・消毒の有無 糞の除去と殺菌が含まれているか
保証内容 保証年数と、適用されない条件が明記されているか

足場代の内訳を必ず確認する

足場は総額を大きく左右するため、ここがあいまいな見積もりは危険です。「高所作業費一式」とだけ書かれている場合、作業後に想定を超える請求を受ける可能性があります。

設置と解体の費用、資材の運搬費まで含めて、いくらになるのかを確認しておきましょう。

保証年数と適用条件を確認する

再発保証の年数は業者によって差があります。長期の保証を用意している業者は、封鎖工事の品質に自信があると考えられるでしょう。

ただし保証の対象は施工した箇所に限られることが多いため、適用条件まで含めて確認してください。


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コウモリ駆除の費用に関するよくある質問

1匹だけでも駆除費用は変わらない?

費用の大部分は封鎖工事と足場代が占めるため、頭数による差はそれほど大きくありません。1匹でも侵入口が複数あれば、封鎖の手間は同じだけかかります。

また、コウモリは群れで生活する習性があり、1匹見かけた場合は複数が住み着いている可能性が高いでしょう。屋根裏を調査すると、多数の個体が確認される場合もあります。

賃貸やマンションの場合は誰が負担する?

建物の維持管理は貸主の責任にあたるため、原則として大家または管理会社が負担します。マンションの場合、外壁や共用部分の隙間からの侵入であれば管理組合の対応になります。

被害に気づいたら、自分で業者を手配する前にまず管理会社へ連絡しましょう。

糞を放置するとどうなる?

コウモリの糞は乾燥すると粉状になり、空気中に舞い上がります。吸い込むと健康被害につながるおそれがあるため、放置は避けてください。

また糞にはダニやノミが繁殖し、居室にまで侵入することがあります。天井にシミが出ている場合、すでに相当量がたまっている状態です。

冬にいなくなったら駆除しなくていい?

コウモリは11月頃から冬眠に入るため、物音がしなくなります。ただし、いなくなったわけではありません。屋根裏や壁の隙間で、じっと春を待っている状態です。

冬に「もういない」と判断して侵入口を塞ぐと、冬眠中の個体を閉じ込めることになります。春に目覚めた個体が室内へ出てくる、あるいは死骸が残るという事態を招くため、自己判断での封鎖は避けましょう。

優良業者に共通する条件

信頼できる業者には、いくつかの共通点が見られます。現地調査で糞の位置から侵入経路を特定し、写真を見せながら説明してくれる点が代表的でしょう。

また、時期についてきちんと説明する業者は信頼できます。7月から8月中旬に相談した際、「今は追い出しに適さないので9月に施工しましょう」と提案してくれるかどうかが判断材料になります。

逆に、育児期であるにもかかわらず即日の追い出しを勧める業者には注意が必要です。子どもが取り残されて事態が悪化するおそれがあります。

まとめ|まずは無料の現地調査で正確な費用を知ろう

コウモリ駆除の費用相場は3万円から30万円と幅がありますが、金額を左右するのは作業する高さです。1階の通気口なら5万円前後、屋根裏で足場を組むと20万円を超えます。

相場の情報がサイトによって大きく異なるのは、想定している現場が違うためです。自宅がどのケースに当てはまるかは、現地を見てもらうまで分かりません。

また、コウモリの捕獲・殺傷は法律で禁止されており、7月から8月中旬は追い出しそのものを避ける必要があります。時期を誤ると、かえって被害が悪化してしまうでしょう。

現地調査と見積もりは無料で受けられます。足場が必要かどうかを含めて、まずは自宅の状況を確認するところから始めてみてください。

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