屋根裏から足音がして調べてみたら、ハクビシンだった。そんなとき、まず気になるのが駆除にいくらかかるのかという点ではないでしょうか。
ハクビシン駆除の費用は、被害の程度によって1万円台から30万円以上まで大きく開きがあります。金額の幅が広いため、見積もりを取るまで予算の見当がつかず、不安に感じる方も少なくありません。
この記事では、ハクビシン駆除の費用相場と作業別の内訳、費用が高額になる要因、負担を抑える具体的な方法までをまとめました。あわせて、自分で捕獲すると法律違反になるという見落としやすい注意点も解説します。
ハクビシン駆除の費用相場は1万円〜30万円
ハクビシン駆除にかかる費用の総額は、おおむね1万円から30万円の範囲に収まります。被害が屋根裏の一部にとどまっていれば数万円で済みますが、糞尿による建材の損傷が進んでいる場合は20万円を超えるケースもあるでしょう。
被害レベル別の費用早見表
被害の進行度と作業内容ごとの費用目安は、次のとおりです。
害獣駆除対策センターが公表している施工実績では、1万円〜5万円の軽度案件が全体の52%を占めています。一方で15万円以上の重度案件も29%あり、対応が遅れるほど高額になる傾向が読み取れるでしょう。
被害の進行度で費用は大きく変わります
なぜ費用に幅があるのか
費用の差を生む最大の要因は、駆除そのものではなく駆除後に必要となる作業の量です。ハクビシンを追い出すだけなら作業時間は数時間で終わりますが、屋根裏に残った糞尿の清掃や消毒、断熱材の交換までおこなうと、費用は一気に膨らみます。
また、作業料金の多くは面積単価で算出されるため、床面積が広い住宅や3階建ての住宅では総額が高くなりやすい点も押さえておきましょう。
ハクビシン駆除費用の内訳
見積書に並ぶ項目の意味がわかると、その金額が妥当かどうかを判断できるようになります。ここでは代表的な4つの作業について、内容と費用の目安を確認しましょう。
費用の総額は作業の組み合わせで決まります
追い出し・捕獲作業の費用
燻煙剤や忌避剤を使って屋根裏からハクビシンを追い出す、あるいは箱罠で捕獲する作業です。目安は1万円〜5万円ほどで、ハクビシンの数や住み着いている場所の広さによって変わります。
子どもがいる場合は個体数が増えるため、作業の難易度と費用がともに上がるでしょう。
清掃・殺菌消毒の費用
ハクビシンが去ったあとの屋根裏には、糞尿とともにダニやノミが残ります。これらを放置すると居室へ移動し、二次被害につながるおそれがあるでしょう。
清掃と殺菌消毒の費用は2万円〜10万円程度です。小さな子どもや高齢者、ペットがいる住宅では省略せず実施することをおすすめします。
侵入経路の封鎖工事の費用
再発を防ぐうえで、もっとも重要な作業がこの封鎖です。ハクビシンは体が柔らかく、わずかな隙間からでも侵入するため、屋根の隙間、軒下、換気口、配管まわりなど複数の経路を金網やパンチングメタルで塞いでいきます。
費用は箇所数と施工の難易度で決まり、2万円〜15万円が目安です。ここを省くと再び住み着かれ、結果的に費用が二重にかかってしまいます。
断熱材交換・修繕の費用
糞尿が染み込んだ断熱材は、消毒だけでは臭いが取れず交換が必要です。天井板が腐食していれば張り替えも発生し、費用は5万円〜20万円以上に達することもあります。
駆除費用が想定外に高くなるのは、ほとんどがこの修繕費が加わるケースです。
まずは無料の現地調査から
被害の範囲や修繕の要否で費用は大きく変わります。正確な金額は現地を見てもらうのが確実です。
- 現地調査・お見積り無料
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無料で現地調査を依頼する
相談・見積もりのみのご利用も可能です。
ハクビシン駆除の費用が高くなる3つの要因

同じハクビシン被害でも、住宅の状況によって請求額は数倍変わります。とくに影響が大きい3つの要因を見ていきましょう。
① 被害の放置期間が長い
もっとも費用を押し上げるのが、時間の経過です。ハクビシンは同じ場所に糞尿をためる習性があるため、住み着かれた期間が長いほど汚染範囲が広がっていきます。
数週間なら清掃で済んだものが、数か月放置すると断熱材の交換や天井板の張り替えにまで発展します。物音に気づいた段階で調査を依頼するかどうかが、費用の分かれ道になるでしょう。
② 住宅が広い・侵入口が多い
追い出し作業や消毒の料金は、作業面積あたりの単価で計算されるのが一般的です。そのため、床面積が広い住宅や3階建ての住宅では作業範囲が縦にも横にも広がり、費用が高くなります。
また、築年数が古い住宅では屋根や軒下に経年劣化による隙間が生じやすく、封鎖すべき箇所が増える傾向があります。築年数そのものより、侵入できる穴の数が金額を左右すると考えてください。
③ 糞尿被害で修繕が必要になっている
ハクビシンの糞尿にはサルモネラ菌などの病原体が含まれており、屋根裏に残ったままでは健康被害のリスクが続きます。染み込んだ建材は洗浄では対応できず、交換するほかありません。
天井にシミが出ている、悪臭がするといった症状がある場合は、すでに修繕費が加算される段階に入っていると考えられます。
ハクビシン駆除の費用を安く抑える方法

費用は業者選びだけでなく、依頼のタイミングや制度の活用でも変わってきます。実践しやすい4つの方法を紹介しましょう。
被害に気づいたらすぐ無料調査を依頼する
もっとも効果が大きく、しかも費用がかからないのがこの方法です。多くの業者は現地調査と見積もりを無料で受け付けているため、被害の程度を確認するだけなら出費はありません。
軽度のうちに対処できれば作業範囲がせまく済み、清掃費や修繕費も抑えられます。迷っている期間そのものが費用を増やしていく点に注意しましょう。
複数業者で相見積もりを取る
ハクビシン駆除には定価がないため、同じ被害内容でも業者によって金額が変わります。2〜3社から見積もりを取れば、相場感がつかめるうえ、不当に高い金額を提示する業者を避けられます。
比較するときは総額だけでなく、保証年数と作業範囲もあわせて確認してください。安いだけで封鎖工事が含まれていない見積もりは、再発時にかえって高くつきます。
自治体の補助金・助成金を確認する
自治体によっては、害獣の捕獲器を無料で貸し出したり、駆除費用の一部を補助したりする制度を設けています。金額や条件は地域ごとに異なるため、お住まいの市区町村の環境課へ問い合わせてみましょう。
ただし、貸し出されるのは罠のみで、設置や処分は自分でおこなう決まりの自治体が大半です。手間と法的な手続きを踏まえたうえで判断する必要があります。
火災保険が使えるケースを確認する
ハクビシンによる建物の損傷は、加入している火災保険の補償対象になることがあります。とくに天井の破損や汚損に対する補償が付いている契約では、修繕費の一部をまかなえる可能性があるでしょう。
駆除作業そのものは対象外となるのが一般的ですが、修繕費が高額になりそうな場合は保険会社に確認する価値があります。
自分で駆除すれば無料?知らないと違法になる注意点
費用を抑えたい気持ちから自力での駆除を考える方もいますが、ハクビシンについては法律上の制限があります。知らずに実行すると罰則の対象になるため、必ず確認しておきましょう。
捕獲は違法、追い出しは合法という境界を押さえましょう
ハクビシンの捕獲には許可が必要
ハクビシンは鳥獣保護管理法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)で保護されており、許可を受けずに捕獲や殺傷をおこなうことは法律違反にあたります。違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
被害を受けている本人であっても、この規定は変わりません。捕獲するには自治体へ有害鳥獣捕獲許可を申請する必要があり、原則として狩猟免許も求められます。
無許可でできるのは追い出しと予防のみ
一方で、ハクビシンを傷つけずに追い払う行為は法律の対象外です。許可がなくてもおこなえる対処には、次のようなものがあります。
- 忌避剤やハッカ油を屋根裏や軒下に散布する
- ライトやラジオを設置して嫌がる環境をつくる
- 燻煙剤の煙で屋根裏から追い出す
- ハクビシンが出ていったあとに侵入口を塞ぐ
ただし、追い出しに成功しても侵入口を塞がなければ数日で戻ってきます。屋根裏での作業には転落や感染症の危険もともなうため、自力対応には限界があると考えたほうがよいでしょう。
業者に依頼すべき理由
専門業者は捕獲に必要な許可や資格を備えており、申請の手間をかけずに対応できます。さらに、追い出しから封鎖、消毒、修繕までを一貫して任せられるため、再発のリスクを大きく減らせます。
結果として、自力で試行錯誤を繰り返すより総額が安く収まるケースは珍しくありません。
悪徳業者に高額請求されないための業者選び

害獣駆除は相場がわかりにくく、それにつけ込んだトラブルが報告されています。国民生活センターによると、害虫・害獣駆除サービスに関する相談は2023年度に2,000件を超え、前年度の約1.5倍に増加しました。
格安料金の広告を見て依頼したところ、作業後に大幅に高い金額を請求されるという相談が目立ちます。契約前の確認を怠らないようにしましょう。
見積書でチェックすべき項目
契約前に、次の項目が書面で明記されているかを確認してください。
優良業者に共通する条件
信頼できる業者には、いくつかの共通点が見られます。現地調査を丁寧におこない、屋根裏の状況を写真で見せながら説明してくれること、そして契約を急がせないことが代表的な特徴です。
加えて、下請けに丸投げせず自社で施工している業者は、中間マージンが発生しないぶん費用を抑えやすくなります。長期の再発保証を用意しているかどうかも、技術力を測る目安になるでしょう。
まずは無料の現地調査から
被害の範囲や修繕の要否で費用は大きく変わります。正確な金額は現地を見てもらうのが確実です。
- 現地調査・お見積り無料
- 駆除費用3,980円〜・追加料金なしの明朗会計
- 再発防止の15年保証
- 調査から修繕まで完全自社施工
無料で現地調査を依頼する
相談・見積もりのみのご利用も可能です。
ハクビシン駆除の費用に関するよくある質問
賃貸の場合の費用は誰が負担する?
建物の維持管理は貸主の責任にあたるため、原則として大家または管理会社が負担します。屋根裏への侵入は建物の構造上の問題であることが多く、入居者に落ち度がなければ自己負担は生じません。
被害に気づいたら、自分で業者を手配する前にまず管理会社へ連絡しましょう。先に契約してしまうと、費用を請求できなくなる場合があります。
市役所に頼めば無料で駆除してもらえる?
自治体が住宅内の駆除作業を代行してくれることは、ほとんどありません。対応の中心は相談受付と捕獲器の貸し出しで、設置や捕獲後の処理は依頼者自身がおこなう決まりになっています。
また、罠を借りるにも許可申請が必要な地域があります。屋根裏の清掃や侵入口の封鎖は対象外のため、根本的な解決には業者への依頼が必要です。
1匹だけでも駆除費用は変わらない?
個体数が少なければ捕獲や追い出しの費用は下がりますが、総額はさほど変わらないことがあります。費用の大部分を占めるのは、侵入経路の封鎖と清掃消毒だからです。
1匹でも侵入口が複数あれば封鎖工事は同じだけ必要になり、繁殖期には仲間が増えるおそれもあります。
駆除後にまた出たら再度費用がかかる?
保証期間内であれば、無償で再施工を受けられるのが一般的です。保証の年数は業者によって差があり、1年程度のところもあれば10年以上を設定しているところもあります。
ただし、保証の対象は施工した箇所に限られることが多いため、契約前に適用条件を必ず確認してください。
まとめ|まずは無料の現地調査で正確な費用を知ろう
ハクビシン駆除の費用相場は1万円〜30万円と幅がありますが、金額を左右するのは駆除作業そのものではなく、清掃・消毒・封鎖・修繕といった付随する作業です。被害を放置した期間が長いほど、これらの負担は重くなっていきます。
費用を抑える方法として、相見積もりや補助金の確認、火災保険の活用を紹介しました。ただし、もっとも効果が大きいのは早い段階で調査を依頼することです。
また、ハクビシンの捕獲には許可が必要で、無許可でおこなうと罰則の対象になります。自力で解決しようとするより、許可をもつ業者に相談したほうが安全かつ確実でしょう。
現地調査と見積もりは無料で受けられます。まずは自宅の被害がどの段階にあるのかを確認するところから始めてみてください。
まずは無料の現地調査から
被害の範囲や修繕の要否で費用は大きく変わります。正確な金額は現地を見てもらうのが確実です。
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