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夜になると天井からドタドタと音がする、部屋にいると獣のような臭いが漂ってくる。屋根裏に何かがいるのは間違いないけれど、正体も対処法も分からず不安を抱えている方は少なくありません。
屋根裏はハクビシンにとって理想的な住まいです。温度が安定していて外敵も来ず、断熱材は巣材にも寝床にもなります。条件がそろっているため、一度気に入られると自分から出ていくことはまずありません。
放置すれば断熱材や配線が傷み、糞尿で天井板が腐っていきます。修繕費が数十万円に膨らむ前に、順序立てて対処することが大切です。
この記事では、屋根裏にハクビシンがいるかを見極めるサイン、実際に起きる被害、対策の進め方、そして二度と入られないための予防策までをまとめました。
屋根裏にハクビシンがいる5つのサイン
屋根裏の住人がハクビシンかどうかは、音・臭い・糞・断熱材・足跡の5点で判断できます。3つ以上当てはまるなら、早めに手を打ちましょう。
夜にドタドタと重い足音がする
ハクビシンは体重3kg〜4kgほどある動物です。屋根裏を走り回れば、天井からはっきりと重い足音が響きます。ネズミのようなカサカサという軽い音とは明らかに違うはずです。
夜行性のため、活動が始まるのは日が暮れてからになります。夕方から深夜にかけて音が集中し、明け方には静かになるパターンが典型的です。「キューキュー」といった高い鳴き声が混じることもあります。
天井のシミと獣のような臭い
尿が天井板に染み込むと、室内側から茶色いシミとして見えるようになります。雨漏りと勘違いされることもありますが、雨が降っていないのに広がるシミは動物の尿を疑ってください。
同時に、独特の獣臭も漂い始めます。果物を多く食べるため、甘い発酵臭が混じった臭いになるのが特徴です。エアコンの吹き出し口や照明の周りなど、天井とつながる箇所から臭ってくることが多いでしょう。
大きな糞が一箇所にまとまっている
ハクビシンの糞は5cm〜15cmと大きく、果実の種が混じっています。決まった場所で排泄する「ため糞」の習性があるため、一箇所に山のように積み上がるのも見分けるポイントです。
ベランダや軒下、庭の隅などで見つかることもあります。糞の大きさや中身から動物を絞り込めるので、確認できる範囲でチェックしてみましょう。
断熱材が引きはがされている
屋根裏をのぞける状態なら、断熱材の様子も手がかりになります。巣材として使うためにグラスウールを引きはがし、一箇所に寄せ集める習性があるためです。
断熱材がボロボロになっていたり、不自然に固まっていたりすれば、そこが巣になっている可能性が高いでしょう。
屋根や外壁に足跡・黒ずみがある
ハクビシンは同じ経路を繰り返し通います。そのため、侵入口の周辺は体の油脂で黒ずみ、茶色や灰色の毛が引っかかっていることがあります。
足跡は前足・後足とも5本の指がはっきり見えるのが特徴です。前足は約5cm、後足は約6cmほどの大きさになります。
雨上がりの翌日は足跡が残りやすく、確認に向いたタイミングです。雨どいの上や物置の屋根など、屋根へ上がる中継地点になりそうな場所も見ておきましょう。

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なぜ屋根裏が狙われるのか
屋根裏が選ばれるのは偶然ではありません。温度・安全性・巣材という3つの条件がそろった、ハクビシンにとって理想的な環境だからです。
温度が安定し外敵も来ない
屋根裏は断熱材に囲まれているため、冬は外より暖かく、夏は直射日光を避けられます。雨風もしのげて、一年を通して快適に過ごせる空間です。
加えて、天敵に襲われる心配がありません。静かで暗い環境は出産と子育てにも向いており、ハクビシンには決まった繁殖期がないため、いつ子どもが生まれてもおかしくない状況になります。
断熱材が巣材にも寝床にもなる
グラスウールなどの断熱材は、ハクビシンにとって都合のよい素材です。引きはがして寄せ集めれば柔らかい寝床になり、体を包んで眠ることもできます。
結果として断熱性能は失われ、冷暖房の効率が落ちていきます。光熱費の上昇という形で、じわじわと家計にも影響が出るでしょう。
一度居着くと自分からは出ていかない
居心地のよい場所を見つけると、ハクビシンはそこに定住しようとします。近くでエサが取れなくなるか、身の危険を感じない限り、自主的に去ることはありません。
「そのうちいなくなるだろう」と様子を見ていると、その間に糞尿は溜まり、数が増えていきます。気配に気づいた時点で動くことが、被害を小さく抑える近道です。
季節による変化にも期待できません。ハクビシンは冬眠しないため、寒くなっても屋根裏から出ていくことはないのです。むしろ冬は外が寒い分、屋根裏の快適さが際立つ時期にあたります。
屋根裏にハクビシンがいるか確認する方法
確認は、室内からできることを優先してください。屋根裏に上がる作業には踏み抜きや感染症のリスクがあり、誰にでも勧められるものではありません。
室内からできる確認
まず、音がする時間帯と場所を記録しましょう。夜間に集中していて足音が重ければ、ハクビシンやアライグマの可能性が高まります。逆に日中に軽い音がするなら、ネズミの線が濃くなるでしょう。
次に、天井のシミの有無と広がり方を確認します。雨と無関係に広がっていれば尿によるものと考えられるでしょう。臭いの種類も判断材料のひとつです。
点検口から見るときの注意点
押し入れやクローゼットの点検口からのぞく場合は、必ずマスクと手袋、長袖を着用してください。糞やダニが舞っている可能性があるためです。
また、屋根裏は天井板の上に足を乗せると踏み抜く危険があります。体重をかけてよいのは梁の上だけで、断熱材の下に何があるかは見えません。奥まで進まず、点検口から懐中電灯で照らして見える範囲にとどめましょう。
自分で上がらないほうがよいケース
次のような状況では、無理に確認しようとせず業者の調査を利用したほうが安全です。
- 糞の量が多く、屋根裏全体に広がっているように見える
- 点検口が高所にあり、脚立が不安定になる
- ぜんそくやアレルギーの持病がある
- 子どもの鳴き声が聞こえ、繁殖している可能性がある
現地調査を無料で行っている業者なら、赤外線カメラなどを使って安全に状況を確認してもらえます。調査だけなら費用はかからないため、判断に迷う段階で相談してみるのもよいでしょう。
屋根裏で起きる4つの被害
ハクビシンの被害は、住まいと健康の両面に及びます。とりわけ配線をかじられると漏電やショートを起こし、火災につながりかねません。
断熱材の破壊と光熱費の上昇
巣材として引きはがされた断熱材は、元に戻せません。交換となれば3万円〜20万円ほどの費用がかかり、範囲が広いほど金額は上がります。
断熱性能が落ちると冷暖房が効きにくくなり、光熱費にも跳ね返ります。糞尿が染み込んだ断熱材は衛生面でも問題があるため、交換を避けにくいのが実情です。
配線かじりによる火災リスク
屋根裏には電気配線が通っています。被覆をかじられればショートや漏電の原因となり、最悪の場合は火災に発展しかねません。
目に見えない場所で進行するため、気づいたときには広範囲が傷んでいることもあります。原因不明のブレーカー落ちが増えたら、屋根裏の状況を疑ってみてください。
ハクビシンは歯や爪で硬いものを傷つけられます。配線だけでなく、換気ダクトや配管の保温材が損傷する例もあり、修繕の範囲は電気系統だけにとどまりません。
糞尿による天井の腐食
ため糞によって天井板に尿が染み込むと、変色し、やがて腐り始めます。酒田市も、ため糞の習性により天井板が変色してシミになり、放置すると腐って張り替えを余儀なくされる場合があると注意を促しています。
被害が進むと天井が重みに耐えられず、抜け落ちる事態も起こりえるでしょう。シミが出ている時点で、相当量が溜まっていると考えてください。
ダニ・ノミの発生と感染症
ハクビシンにはダニやノミが寄生しています。屋根裏で増えたダニが照明の隙間から室内に降りてきて、刺される被害も起こります。
また、動物の糞尿には人にうつる病原体が含まれているかもしれません。厚生労働省も、動物から人へ感染する動物由来感染症について注意を呼びかけています。乾いた糞の粉じんを吸い込む経路もあるため、清掃時の防護は欠かせません。
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屋根裏対策の進め方4ステップ
対策は「追い出す → ふさぐ → 清掃する → 確認する」の4段階で進めます。どれか1つでも欠けると再発するため、一続きの作業として考えてください。
ステップ1:追い出す
最初に行うのが追い出しです。くん煙剤を侵入口から遠い位置で焚き、出口に向かって煙を押し出すようにします。
ここで押さえておきたいのが法律の線引きです。ハクビシンは鳥獣保護管理法で保護されており、無許可の捕獲は認められていません。一方で、追い出しと侵入口をふさぐ作業に許可は不要です。罠を仕掛けるのではなく、出ていってもらう方法を選びましょう。
ステップ2:侵入口をふさぐ
退去を確認したら、すべての侵入口を封鎖します。金網やパンチングメタルなど、かじられない硬さのある材料をビス留めで固定してください。
船橋市は、ハクビシンが頭の入る8cm四方ほどの隙間があれば侵入すると注意を促しています。この寸法を基準に、換気口・軒下・戸袋の隙間を洗い出しましょう。
注意したいのは順番です。中に残っている個体を確認しないままふさぐと、屋根裏で死なせてしまい、悪臭と大量の害虫という二次被害を招きます。
ステップ3:清掃・消毒と断熱材の処置
封鎖が済んだら、屋根裏に残った糞尿を片づけます。乾いた糞は粉じんが舞うため、霧吹きで湿らせてから回収するのが基本です。掃除機は排気で菌をまき散らすので使いません。
回収後は消毒液で拭き上げ、糞尿が染み込んだ断熱材は交換します。この工程を省くと臭いとダニが残り、別の個体を呼び寄せる原因になりかねません。
屋根裏という場所柄、清掃は姿勢の悪い狭所作業になります。防護具を着けたうえで無理のない範囲にとどめ、量が多い場合は専門業者に任せる判断も必要でしょう。
ステップ4:再発していないか確認する
作業が終わっても、しばらくは経過を見てください。数週間は夜間の物音に注意し、新しい糞が増えていないかも確かめます。
もし音が別の場所から聞こえるようになったら、封鎖に漏れがあったサインです。ふさぎ残しがないか、もう一度点検し直しましょう。
4つのステップを業者に任せる場合
ここまでの4ステップは、追い出しから封鎖、清掃消毒、確認までが一続きになっています。途中で業者に切り替えると引き継ぎに手間がかかるため、最初からまとめて任せたほうが結果的に早く終わります。
依頼先を探すときは、住んでいる地域が対応範囲に入っているかを最初に確かめてください。2社の条件を並べます。
屋根裏の被害では、ステップ3の断熱材の処置が費用と工期を左右します。交換や天井の張り替えまで必要になりそうなら、住宅の修繕を自社で扱うハウスガード24のような会社のほうが話が早く進むでしょう。
逆に、被害が浅くて封鎖だけで済みそうな場合は、街角害獣駆除相談所のように複数社から見積りを取って比べる進め方も有効です。いずれにしても現地調査と見積りは無料なので、判断は屋根裏を見てもらってからで構いません。
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運営はSAKI-X株式会社です。対応エリアは関東1都6県で、現地調査とお見積りは無料です。
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運営はトラベルブック株式会社です。現地調査とお見積りは無料で、対応エリアは15都府県となっています。
二度と入られないための予防策
封鎖まで終えたら、最後に「入りにくい家」に整えます。次の6点を続けると、再発の可能性をぐっと下げられます。
庭木の剪定で足場をなくす
ハクビシンは垂直な外壁を登れません。屋根に上がる手段の多くは、庭木からの飛び移りです。酒田市も、家屋に接した庭木の剪定を勧めています。
屋根にかかりそうな枝は早めに切り、幹が建物に近い場合は登れないよう工夫してください。足場をなくすだけでも、屋根まで到達する経路を大きく減らせます。
換気口の金網を定期点検する
換気口や床下の通風口は、本来は金網でふさがれています。ところが経年でさびて壊れ、そこが侵入口に変わるケースが少なくありません。
年に1回は建物の外周を一周し、金網の破損やさびを確認しましょう。傷んでいれば金属製の網に交換します。外壁のひび割れや雨どいの破損も、同じタイミングで直しておくと安心です。
エサになるものを置かない
庭に果樹があるなら、実は早めに収穫し、落果もこまめに拾ってください。ペットフードの残りや生ごみを屋外に放置するのも避けましょう。
エサ場として認識されると、周辺に居つきやすくなります。屋根裏に入られなくても、庭やベランダでの糞害につながる場合があります。
空き家・別荘は特に注意が必要
人の出入りがない建物は、ハクビシンにとって格好の住まいです。長期間放置されていると、気づかないうちに繁殖が進んでいることもあります。
実家や別荘を管理している場合は、定期的に見回り、屋根裏の音や糞の有無を確認しておきましょう。発見が遅れるほど、修繕の規模は大きくなります。
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屋根裏のハクビシン対策に関するよくある質問
自分で対策するか業者に頼むかの判断基準は?
侵入口が見つかっていて、低い位置にあり、糞の量も少ないなら自分で進められます。逆に、侵入口が特定できない、高所にある、子どもの鳴き声がする、糞が広範囲に及んでいるといった場合は業者に任せてください。
業者に依頼するといくらかかりますか?
被害の程度によって幅があり、軽度なら数万円、清掃や断熱材の交換まで含めると数十万円規模になります。現地調査と見積りを無料で行う業者を選べば、金額の確認まで0円で済むでしょう。
火災保険は使えますか?
契約内容によります。ハクビシンによる建物被害が「不測かつ突発的な事故」などの補償対象に該当するかは保険会社の判断となるため、加入している保険の約款を確認するか、代理店に問い合わせてみてください。
市役所が駆除してくれますか?
自治体によって対応は異なりますが、個人宅の駆除まで行う自治体は限られます。対策方法の案内や、条件を満たす場合の箱わな貸し出しにとどまるのが一般的です。実際の作業は所有者が行うか、業者へ依頼する形になります。
音がしなくなれば出ていったと考えてよいですか?
断定はできません。活動が鈍っているだけの場合や、屋根裏の別の場所へ移動しただけの場合もあります。侵入口をふさぐ前には、数日かけて出入りの有無を確かめてください。
まとめ:追い出しから予防までを一続きで進める
屋根裏のハクビシンは、重い足音・天井のシミと獣臭・大きなため糞・断熱材の乱れ・外壁の黒ずみという5つのサインで見分けられます。夜に音が集中していれば、可能性はさらに高まります。
放置すれば断熱材は破壊され、配線をかじられ、天井板も腐っていくでしょう。健康面でもダニや感染症のリスクがあるため、気づいた時点で動くことが被害を小さく抑える鍵になるでしょう。
対策は追い出し・封鎖・清掃・確認の4ステップで、そのあとに庭木の剪定や金網の点検といった予防を続けます。屋根裏での作業は踏み抜きや感染症の危険を伴うので、無理はしないでください。調査と見積りが無料の業者であれば、状況の確認だけでも費用はかかりません。